研修会報告 R5/2/11 臨床血液部門第2回研修会

令和5年 2月 11日(土)にWebで開催された研修会の報告が届いております。

 臨床血液部門第2回研修会はzoomを用いたweb開催で行いました。参加申し込み時に日頃の血液検査業務で悩んでいることなどをご回答いただき、それらについてディスカッションする企画を行いました。精度管理の方法やEDTA依存性偽性血小板減少への対応、出血時間の各施設の現状など多岐に渡って議論することができ、有意義であった企画でした。教育講演では天理よろづ相談所病院の下村大樹先生に「自施設でできる凝固線溶異常データの対処法」についてご講演いただきました。フィブリノゲンの異常低値に対する対応やFDP・Dダイマーの乖離への対応、APTT延長例の考え方など、どんな規模の施設でも起こり得る凝固線溶異常データへの対応の仕方をご丁寧に教えていただき、普段凝固検査に苦手意識がある方にも分かりやすいご講演でした。部門長 結城 智嗣